2023年2月11日 2023年2月11日西野清子

あなたらしいガーデンセラピーで新たな新生活を

ガーデンセラピーの各講座の生徒さんへお伝えしているのですが、ガーデンセラピーって人それぞれの楽しみがあります。

必ず花を植えないといけないや、アロマテラピーをしないといけないとか、収穫できるよう頑張らないといけないとか、マニュアルのようなものは一切ありません。

実際に、生徒さんにお聞きしても、お庭の楽しみ方や、ガーデニングの行程で好きな作業も違えば、好きな植物も様々です。

それぞれの植物の取り入れ方や楽しみがあると、生徒さんとお話ししていると、なるほどなと、面白く感じています。

さらに当スクールの生徒さんは、授業を受けていくうちに、ちょっと教室を開いたり、自分のできる範囲で植物のお仕事をしたいという気持ちになる方が半分くらい出てこられます。

その中には、寄せ植え教室をされる方、今までのご自身の資格やキャリアにガーデンセラピーの要素を足して新しい価値づけをし、楽しい教室を作りたいと考えている方、これからお勤めが決まっている会社でハーブ部門の担当を任命された方など、すでにお仕事の入り口に立たれている方も数名いらっしゃいます。

同じガーデンセラピーをご受講いただいても、それぞれ、いろんな植物活動となっていきます。

講師の私は、自身ではガーデニングは楽しめません。その理由としては、私の植物活動は「お仕事」だからです。
お庭に出ても、この情報を生徒さんに伝えよう！とか、こんなサービスいいんちゃう！？など、植物を見るとつい、何かアイディアを出そうと脳が動いてしまい、リラックスどころか、アドレナリンがドバドバ出てしまいます（笑）

これは植物が嫌いと言っているわけではありませんし、むしろ、誰よりもどっぷりお庭にいたいかもしれません。
でも今、おかげさまでお仕事も忙しくさせていただいており、お庭に出て楽しむということが難しくなりました。何かを植えても全て中途半端になり、そこが私にとって、やりたくてもしっかり取り組めないというストレスになるんですよね。
だから自分で楽しむガーデニングはしばらく諦めています。
ストレスは溜めないほうがいいので、老後の楽しみでとっておきましょうか(^^)

では、今の私のガーデンセラピーはというと、まさにこのお仕事をしている時です。
スクールの生徒さんにレクチャーしたり相談に乗ってスッキリしてもらったり、アーティフィシャルフラワー商品や花手水の販売時のお客様のご評価が私の原動力になったり、最大の楽しい瞬間となっています。
植物の仕事を続けてきて良かったなと、大きな満足感に浸れ、植物やアーティフィシャルフラワーに感謝の気持ちになります。

私にとってのガーデンセラピーは、「自分の提供した植物のサービスがお客様に喜んでもらえた瞬間」なのです。

植物やお花がもたらしてくれる力は、こんなところにもあるんです。
今日お伝えしたかったのは、人それぞれいろんなガーデンセラピーがあっていいということ。型にハマらなくても自分の好きな植物活動が一番自分の心身の癒しとなってくれます。

今からガーデンセラピーを学んでみたいと思われている方で、お庭で土いじりをしないといけないのかな、植物を完璧に育てないといけないのかな、虫が嫌いだからガーデンセラピーなんて無理だな、など考えている方もいらっしゃるかもしれません。でもそんな心配はいりません。

お花屋さんや園芸店で植物を買う時ですら癒しになって楽しい気持ちになりますし、植物を買ってきておうちで眺めているだけでも癒しになります。

こんな少しの行動でもガーデンセラピーは始まっていますし、植物の癒しを感じる部分は人それぞれです。

今一度、自分は植物のどこに癒されるのか、どんな植物活動が好きなのかを考えてみるのもいいかもしれませんね(^^)

春の訪れももうすくです！ガーデニングのシーズンが始まる前に、植物とヒトの関係性を学び、新たな癒しを受け取ってみませんか？春とともに心を軽やかにしてみませんか(^^)

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