最近、当スクールの「ガーデンセラピーアドバイザー養成講座」のお問い合わせが増えている。その都度、資料をご送付し、説明会をさせていただいている。
お申込者様に共通している志望の動機が、「自分の得意なことを活かして人のお役に立ちたい」ということだ。
そしてお申込者様は講師の私と同じ40代、50代の世代の方が多い。
この世知辛い世の中、人のお役に立ちたいという想いで自分の知識や見識を深めようとする方々に本当に敬意を抱く。
私には、今、子育てがひと段落され、精神的に成熟されてきたこの40代50代の方に一緒にがんばりましょう!と強く言いたい想いがある。
皆、20代30代の若い頃は結婚、出産、仕事など自分の身の回りのことで精一杯になり、人のことなんて考える余裕なんてない。
しかし少し子育てから手が離れた今、これからの自分自身の生き方をワクワクしながら考えていっていただきたい。
目次
仕事観が変わっていく世代
人はいつまでも私利私欲のためだけに仕事はできないようになっている。
若い頃はそんな時期もあった。でもある程度人生経験を積んでくると、社会情勢や経済、地域、身の回りの生活や身体、病気のことなどに目を向けるようになる。
そんな時にオキシトシン的欲求の自分の仕事が社会に貢献しているのだろうか?いや、社会に貢献できる仕事をしていくべきではないのか?と強く想うようになる。
そして自分の今までの経験、お仕事のキャリア、趣味、やりたかったことなどを全てひっくるめて、これからの人生を考え直そうとする。
ココロの時代
コロナ禍が長引く今、生活や社会情勢の不安から自分がやりたいことが少しづつ見えてきたり、何か一歩を踏み出した方もいらっしゃるのではないだろうか。
その反面、まだまだ迷いが生じたりということもあるかもしれない。
世の中、ネット通じて情報も溢れかえっているから仕方ないかもしれない。
私自身も最新の情報を取りに行って、自分自身がブレまくった経験がある。
その時に思ったのは、「結局答えは自分の心の中にある」ということだった。
一瞬、人が羨ましく思えたり、人がやっていることが輝いて見てたり、そんなことに行動が左右されてしまうが、何かが違うと自分の行動に違和感が出てきてしまった。
そして最近になって軌道修正をした。それがガーデンセラピー、園芸療法の道に帰ることだった。
そうすると自分に水を与えたように目の前が晴れていき、心がクリアになった感覚があった。
自分の心に従順になるということが、これからの人生の質を上げていくのにとても重要だということがわかった。
少し遅かったが「不惑」の自分が訪れた。
迷いを無くし自分の仕事を確立する
「不惑」とは40歳を指す時に使う言葉で、漢字の意味を見ると「もう迷わない」ということと取れる。
私なんて48歳の最近まで迷っていた。
が、しかしたくさん失敗をしてきた中でかなりの勉強もできたので、それはそれで本当に良い経験だったと思う。
50歳前にして、もうどこに出ても堂々と人とお話しできることできるし、仕事のことも語れる。
この年になってできることだと思う。
ガーデンセラピーは植物の育て方、庭の作り方を教える仕事ではない。人の気持ちを明るくする仕事だ。
なので、人の気持ちを理解して寄り添うというスキルが必要になってくる。
そこに今までの失敗、成功、迷い、悩みの経験がいるようになる。
たくさんそのような経験をした方にこそガーデンセラピーを学んで、世の中を明るくしていっていただきたいと思う。
あなたの苦しかった経験こそがスキルだ。
自信をもって堂々と進もう(^^)
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