イチゴの栽培を語るにはかなりの説明がいります。
なので私は初心者さんにイチゴは難しいですか?と聞かれると
「はい、ちょっと難しいですよー」とお答えします。
難しくても挑戦していただきたい気持ちはあるのですが
「ちょっと難しいですよー」のお返事には私なりの意図があります。
初心者さんには最初に失敗体験をしてしまうより
簡単に成功体験をしてほしいからです。
最初に失敗してしまうと、ガーデニングは難しいという固定概念が植え付けられ
かなりの確率でやめてしまう可能性があります。
最初はたくさん収穫できるもので楽しさを感じ、だんだん難しいとされる野菜に
挑戦された方が後に継続されると思います。
イチゴが難しい理由を何点か書いてみます
- イチゴの植え付け時期は基本10月です。(10~25℃の気温を好みます)
時期がずれると上手くいきません。上記の気温近くになる4月にも植え付けは出来ますが
通常時期よりも暑さ対策などがいる為、難易度が上がります。 - イチゴは毎年実をつける「多年草」と呼ばれる植物ですが
年を重ねるごとに実が小さくなっていきます。なので毎年新しい苗を買って
植え替える方がベストです。 - 栽培方法は地植えにするかプランターにするかを選びます。
地植えはたくさん収穫するのに向いていますが
天候や鳥類などの被害を受けやすく、対策にとても手間がかかります。
毎年苗を買わなくても子株でふやすことは出来ます。
プランター栽培はベランダでも出来ますし、初心者さんにはおススメです。
でも地植えより虫が来にくいので人工授粉が必要なことがあります。 - 適した栽培場所は日当たりのいいところです。
地植えの場合は土壌の良いところを選びます。
水はけのよい場所、水たまりにならない場所にします。 - イチゴは毎年同じ場所で育てられるのを嫌います。同じ場所で育てることで
上手く育たないことを「連作障害」といいます。
地植えでは最低でも2年は間隔をあけ、プランターでは土を入れ替えてしまいましょう。 - イチゴはの品種はたくさんあって迷ってしまいます。なんでも同じではなく、
おいしい果実を収穫したければ必ず苗についているラベルを見て
味や特徴を知って品種選びをしましょう。
「どんな味のイチゴを収穫したいのか?」
「育てやすさを重視したいのか?」などなど自分の育てたい品種を選び
味が良くて、病気のかかりにくい品種を選びましょう。 - イチゴには10月に植えて春~初夏に収穫する「一季なり」と温室などの対策をすると一年中収穫が出来る「四季なり」があります。それぞれ全く管理も異なります。
ざっと植え付けまでを書いてみました。
ここまででもこれだけの注意すべき点があるのです。
初心者の方には解らない言葉などが何点かあったと思います。
書いている私も改めてめんどくさいなーって思います(笑)
苗を植えてからも育て方を知らないと
美味しい大きな実をつけることは難しいです。
初心者さんには入門編のトマト、ピーマン、ナスあたりの
簡単野菜から成功体験を積み
徐々に難易度をあげていかれるといいと思います
そして、初心者さんは土、肥料、水やりの基本をぜひ知ってほしいです。
植える土がおかしいとちゃんと育ちません。
無数にある肥料も適したものでなければ効果はありません。
水やりはやりすぎで根腐れをさせてしまう事もあります。
基本を知ることで、大体の植物の植え付けが出来るようになります。
植物のトラブルも原因がわかってきます。
植物の育て方は100種類あれば100通りの育て方があり
とても覚えることは出来ません。
そこは検索に頼りましょう。
イチゴ栽培は初心者さんが植えてももちろん実がつくことはありますが
どうせ植えるのですからたくさんの美味しい実を付けさせて成功したいですよね。
イチゴの育て方を知りたい方やガーデニングの基本を知りたい方は
遠慮なくメールやインスタのDMでご連絡くださいね(^^)
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