今日本では、園芸療法は介護施設で高齢者への園芸活動として行われていることがほとんどです。
施設に園芸療法士が常駐している施設は珍しく、園芸療法を取り入れている施設のほとんどは、介護職の方がお花や野菜を育てて、その収穫までを楽しむというかたちで行われていると思います。
私も園芸療法の専門学校卒業後は、介護施設で園芸療法士として就職しましたが、勤務時間の半分は介護の仕事を行っていました。
雇用条件や給与も介護職と同じレベルでした。
これが不満ということではないのですが、いくら専門分野で頑張っても収入の上限が見えていました。
日本は、終身雇用という安心材料はもう崩れましたが、会社に雇用されて安心を得るという考えはまだまだ根強くあります。でも私は15年前の園芸療法士時代から、雇用されて安心という気持ちは全くなかったです。
施設での雇用は守られるとは思いますが、このままでは園芸療法を介護現場で続けても、専門職として収入を上げていくことはこの先無理だろうなと思っていました。アメリカでは園芸療法士は国家資格なのですが。
まだまだ日本では園芸療法はもちろん、園芸は福祉やボランティアといったイメージが強く、しっかり独立して個人で仕事をしていくことは厳しいです。
ですが、今の時代は昔と比べ、雇用されず自身で仕事をしていく人も増えています。もう若者が雇用されることがリスクだと言って、就職を一度もせず、起業する人も増えているそうです。
園芸療法は、園芸活動を通じて人々を元気にするお仕事です。今までの病後のリハビリとしての園芸活動ではなく、これからは病気になる前の「予防」というところで役立たせ、色々なお仕事に園芸療法を組み合わせて、新しいサービスを生み出すことで、勤めで園芸療法をせずに済み、かつ、自分の思い思いの園芸療法を存分に発揮することができます。
今後の園芸療法は脱介護、脱ボランティアをしていくことも必要です。「サービス業」として捉え、自分自身が意識を変えて色々なビジネスアイディアを出していきましょう。
これからは自分のスキルに合った収入を得られる時代です
私は、17年前に園芸療法の専門学校に2年通いました。学校に行くのに、お金も時間も投資し、植物学や社会園芸の知識はもちろん、介護、レクリエーション、施設園芸療法実習、農場実習、植物介在法、プログラム作成、どの世代の方ともお話ができるようコミュニケーション力や会話力、心理学など対象者さんを援助する上で必要なたくさんのスキルの習得やトレーニングをしてきました。
人の援助をすることはたくさんの知識や経験がいり、それが発揮できて対象者さんが元気になってくださることで、園芸療法士のやりがいや喜びとなります。私は誇りを持って仕事をしていました。
なので今のような福祉やボランティアレベルの園芸活動という認識がとても残念でなりません。それに今後勤めていても報酬が上がっていくはずはありません。
私は、園芸療法も「サービス」として捉え、介護の世界のみならず、さまざまな業種の中でサービス業としての新たな園芸療法のお仕事を構築していきます。世の中の経済は良いサービスを提供し、そこに報酬が発生することで成り立っていきます。
人に喜ばれるサービスを作り、それに見合った自分の納得する報酬を得ていけるよう活動します。
その一環として、コトホグガーデンでは園芸療法コーディネーターを養成しています。
これから園芸療法をお仕事に活かし、自分の仕事を構築したい方へ向けての講座です。
この園芸療法コーディネーター養成講座は、園芸療法をサービスとして捉えていただき、植物を通じて人々の生活の質をより良くするお手伝いがしたいという志のある方にお役に立てると考えています。
そして、ご自身で働き方や収入を決め、ライフワークバランスを考えながら納得のいく人生を送っていただきたいと思います。
私は今、生活の全てを自分で決定し、働き方、収入、ライフワークバランスがうまく回っています。
本当に幸せなことだと思います。
でも全ての人が、最初からこのように充実はしません。
私も起業10年の間、最近まで泥水を飲むようなしんどい経験をしてきました。
10年前の起業当初は高級造花の事業をしていました。そして2年前にある思いから、園芸療法のお仕事にシフトチェンジしました。本当に、知識もないまま勢いで起業したにも関わらず、よく続けてこれたと思います。
こんな私が、今このように事業を続けさせていただけているのは以下に述べる3つの力があったからと思っています。
これから園芸療法をお仕事にしたい方の参考になれば嬉しいです。
園芸療法の仕事で収入を得るために必要な3つの力
まず
1つ目は「行動力」です。
最近は、当スクールの生徒さんも行動を起こされる方が増えています(^^)
今までは知識や資格ばかりを習得し、頭でっかちになり、一歩足が出ないという方がとても多かったです。
行動の先なんて、やってみないとわからないのに。
でも当スクールに来られ、今まで踏み出せなかった一歩が踏み出せました!と言ってくださる方が本当に増えました。インスタ発信や、ブログを書くや、周りの方に植物の仕事を始めたことを告知したり、植物ワークショップを開催したり、小さなことからスタートされています。
私の経験上から言えることですが、アンテナを張りながら動くと必ず次の仕事に繋がる「収穫」があります。これを増やしていくのです。そして自然と進む道が見えてきます。信じて動いてみてください。
2つ目は「継続力」です。
そしてもっと大事なのが、上記の行動を続けていくことです。時には行動して失敗することもあると思います。でもその経験は自分の血となり肉となり、後に自分の語れる領域として財産になります。
だから失敗も恐れず、毎回行動をブラッシュアップしながら繰り返し続けてみてください。
自分の仕事を通じて伝えたいことをブレずに語っていくと、少しずつその道のプロとして認識してもらえます。そこからお仕事の依頼が入り、プロとしての一歩が始まるんです。
簡単に稼げる仕事なんて、長く続きません。あなたの魂が乗る言葉や行動を継続していったあかつきに、立派な仕事になっちるのです、そして満足いく人生に繋がります。
3つ目は「人間力」です。
最後の「人間力」は私は一番大事にしています。いくら行動力や継続力があっても人間的に魅力がなければ、その人からサービスを受けたいと思ってもらえないからです。世の中同じサービスが溢れかえっています。そこで「選ばれる人」になるには、人間力を磨くことが大事です。
以下のことをしっかり意識してください。
・あなたはいつも笑顔ですか?
・相手が喜ぶ言葉をかけていますか?
・自分の非を認めて謝れますか?
・目の前の人を喜ばせようというサービス精神はありますか?
・誰にでも敬意を持って接していますか?
・人を許す心を持っていますか?
園芸療法や植物仕事をしている人には特に大事です。
このようなことを日々心がけ、自分に落とし込んで人格をあげてください。
人の行動のほんの些細なところに、その人の人間性が現れます。
些細な行動や言動は案外周りの人に見られています。そして飾り立ててもすぐ見透かされます。
立派な人間になれということではありません。
お客様に対しても気取らず、ありのままのあなたを出すことが大事です。それがあなたの魅力となり、愛されていくことでしょう。
これをきっかけに日々の自分の言動や行動を見直してみましょう。
というわけでこの3つの力がまずお仕事を始める時に最低限必要な力です。
全く難しくないですよね。誰でもできます。
この3つを意識して、毎日を取り組んでください。
これができると必ず仕事は波に乗ります。
そして植物仕事への想いをしっかりイメージとしておいてくださいね。
必ず思ったその方向へいきます。
一緒に頑張りましょう!
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