園芸療法のプログラムでよく用いられる「ワタ」。この植物は、種まきから収穫、クラフト作り、種取りまで、何段階も活用できて、園芸療法には欠かせない植物です。種を購入して蒔くだけなので、コストもほとんどかかりません。
私も園芸療法士として施設で勤務していた頃はテッパンネタとしてワタを活用していました。
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利用者さんとワタの収穫
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収穫したワタの中の種取り。
手先を動かし、触覚、視覚から脳に刺激を与えます。みなさん大変集中して種取りをしてくださいました。
当スクールの園芸療法ガーデンでも、5月ごろにタネを直播きし、8月の終わり頃にワタが収穫できました。
アオイ科の植物なので、花もとても綺麗で楽しめます。
実は意外なことに、ハイビスカスや、フヨウ、オクラ、メディカルハーブのマロウ、タチアオイなどと同じアオイ科なので、花もよく似ています。
お花も可愛いし、収穫も楽しめ、作品作りにワタを使ったりと園芸療法の中でも活用できる植物としてとても重宝します。
でも、皆さんのご家庭でも楽しんでいただきたいと思います。
少しコツがありまして、以下の2点だけ気を付ければ、ほぼほったらかしで育ちます。
気をつける点は
・植え付ける前に苦土石灰をまいておく(酸性土壌が苦手)
・移植を嫌うので、育てたい場所に直接種を蒔く
です。
詳しいことを言えばもう少しあるのですが、上記2点を気をつけるだけで成功率は上がります。
今年の夏は暑すぎたのか、ガーデンの粘土質の土壌が合わなかったのか、アオイ科の植物(ワタ、マロウ、タチアオイ)の生育が悪かったですが、ワタは小さいながらもなんとか来年の種が取れるくらいは出来ましたのでホッとしています。
まだもう少し収穫できそうなので楽しみです。
やはり、収穫までできるという植物は、シーズンを通して私たちに期待感を持たせ、楽しませてくれます。
私も毎日やるべき事でいっぱいですが、園芸療法ガーデンに行くのがとても楽しみでなりません。
皆さんも、ご自宅のベランダやお庭で植物を育て、楽しんでください。
その植物もちょっと収穫できるものや、活用できるものにしてみると、もっと楽しみが増えると思いますよ!
よろしければ当スクールの園芸療法ガーデンを参考にしてみてくださいね(^^)
これから秋に向けて、種まきと苗の定植に大忙しですが、画像からも全国の園芸療法に興味のある方のお役に立てるよう、頑張って参ります。
この後も雑務を片付けてガーデンに行ってきます( ◠‿◠ )
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