自立したければ年齢を重ねる事が武器になる仕事を選ぶ事【園芸療法エッセイ】

自立したければ

年齢を重ねる事が武器

になる仕事を選ぶこと

子育て世代の女性や、子育てが終わった女性も、できれば自立したいと思っている方が多いです。

自立といえば、結婚にとらわれず自分で人生を切り開いていくことや、配偶者に経済的に頼らない生活をするなど「自分の力で生きていける経済力をつける」というイメージがあるのではないでしょうか。

当スクールの生徒さんも植物の仕事を立ち上げ、自立したいと思っておられる方がほとんどです。

私は起業10年の間でいろいろな成功、失敗経験をしてきました。今日はその経験から、女性が自立するにはどういう考え方や行動をすればいいかをお伝えしたいと思います。

そもそも自立とは?

自立とは一般的に、「他者から支配や援助されずに自分の力で生きていけること、生活できること」をいいます。

自立には三つの側面があります。経済面、生活面、そして精神面での自立です。どれも重要ですが、私は、精神面での自立が一番重要だと考えます。

「自分の頭で考え、自分の意思で行動すること」から自立の一歩が始まると思っています。

自分の力で生活できる経済力は喉から手が出るほど欲しいですが、それよりも先に、人に依存せず生きれる「精神的成熟」を目指しましょう。

では実際、自立している女性ってどんな特徴があるでしょうか?
少しでも自立したいと考えておられる女性は、今のご自身と照らし合わせてみてください。

自立した女性の特徴

  • 自分の考えを持っている

    自立した女性は、自分の意見をしっかり持っています。生き方や働き方に対しても「私はこう思う」ということを
    はっきり意思表示します。

    私は今まで、心で思っていることを、相手に嫌な想いをさせないようにと、意思を伝えられず、自分が我慢すれば問題なく事が進むと、「事なかれ主義」の人生を送ってきました。その結果、いつもむげに扱われ、バカを見たり、気苦労ばかりし、ストレスを溜めていました。そしてパニック障害もひどくなっていった経験があります。今、パニックの症状がほとんど出ないのは、自分の意見はちゃんと言葉に出して自分自身を納得させるようにしているからです。本当に楽になりました。

    かといって人間関係が悪くなることもありません。それで離れていく人はそれまでの関係だったという事で、無理して付き合うこともありません。

  • 相手に依存しない

    皆さんは、友人や家族に依存せず、精神的に自立できていますか?いくら親しい関係性とはいえ、相手ばかりに「何かして欲しい」「何かしてくれて当然」などの気持ちを持っていませんか?

    相手に要求ばかりしている時点で対等な関係とはいえません。
    私も園芸療法士時代の介護の現場でいろいろなご家族を見てきました。そこで多いのが親子関係での依存でした。

    周りの同世代の女性を見ても、もう大きくなった子どもに干渉している方もとても多いです。そして親子のどちらも依存し始めるという事が起こってくると「共依存」が始まり、厄介な問題になってきます。

    お互いそれぞれの人生を歩むことが難しくなり、自立することからかけ離れていってしまいます。
  • 自分の仕事を持つ

    やはり、自分の仕事で、自分の世界を持っている方は精神的自立をしている方が多いです。
    いい意味で生活においても仕事においても忙しくするので、他者にそれほど介入している暇はありません。配偶者であっても自分のことは自分でしてもらうという精神でないと生活が成り立ちませんし精神的にもちません。

    自分が社会の中で仕事ができているということや、誰かのお役に立てる仕事をしているという事実が、ものの考え方や人生においての思考に影響してきます。それにより、人生の課題や、最後はどう終えんを迎えるかという、自身の希望する生き方も見えてきます。

    あとはそれに向けて日々進んでいくだけです。

    仕事を持つことで、家族には多少の我慢やお願いを強いることがありますが、それは家族同士も理解し協力し合うので依存ということからは離れていくことができます。

    親が使命感をもって生き生きと仕事をしているということは、子どもにも自立心が芽生え、良い未来を描けるお子さんになられると思います。

    そういうところからも母親が自分の仕事を持つということはとてもお勧めできるところです。

自立したければ「覚悟」が必要

コロナ禍で、女性の起業、副業ブームが来ました。ステイホームにより、主婦でもオンラインやSNSを使って自宅に居ながら仕事ができるようになりました。世の中がガラッと変わりましたね。

皆さん、不安定な時代に、少しでも家計の足しになればいいと思って始めたり、起業に繋がればいいと思って、副業から始められたりという方が多かったのではないかと思います。

でも少しやってみて、商品やサービスが売れなかったから、モチベーションが続かなくて辞めてしまったという方も多かったです。やはり仕事には情熱や想いがないと困難も乗り越えられません。

自立をするということは、「自分の頭で考え、自分の意思で行動する」ことです。そして付け加えると、「覚悟する」ということでもあります。(お勤めをされる方は例外です)

自立するんだという覚悟がなければ副業が趣味活動程度にしかならず、稼ぐこともできません。
一応、起業塾などでビジネスを学ばれると思いますが、インプットして学ぶだけで終わってしまいます。その後、行動せずにやれない理由を並べ始めます。これではいつまで経っても自立どころか、仕事にもなりません。

植物の癒しの力を仕事にしたい方は実は多いです。私の元にもたくさんの問い合わせが入り、説明会でもコンサル級のアドバイスさせていただきます。

そこでお客様とお話させていただくと、覚悟の有無がすぐにわかります。まだ説明会の段階でなかなか覚悟を決めてくるのは難しいですが、自分の今の現状を変えたいとか、将来に向けてのビジョンを持ちたい方などは本当に応援させていただきたいと思っています。

でも、インプットしたことをアウトプットや行動にしていかないと、未来は一向に動きません。
実際に行動されない生徒さんに関しては、なんとかして差し上げたいですが、こればかりは私もどうしようもありません。何かしらの成果も、もちろん出ません。

これが何事も上手くいかない原因です。

とにかく行動あるのみです。学びはそこそこで大丈夫です。新たに高額を払ってまで学校に行ったり、資格を取る必要もありません。
今あるあなたの過去の経験、スキル、実績に園芸療法をプラスするだけで、新しい価値のあるあなたの仕事を作ることができます。
そして、そのできた仕事に情熱を燃やすだけで、自立にかなり近づきます。

私をみてください。
勢いだけでかなりド派手な失敗もしました。借り入れも絶賛返済中です。

けれども私は、自分の将来を全く心配していません。私には30年近い花仕事の経験、実績、起業経験があります。
この自信と情熱と経験があるからこそ、これからも新たな仕事を作り続け、稼いでいくことができるのです。

仕事を自分で作るということは、この不安定な世の中を生き抜いていくには、とても重要な考え方です。
65才で定年してしまってどうしますか?

これこそが不安材料です。
お勤めを辞めなくてもいいです。今、本業のかたわらで一生涯できる自分の仕事を持つ「準備」をすることでいつまでも働け、定年後も不安なく自分の力で生きていき事ができます。これこそが自立につながります。

そして園芸療法に関しては、年齢がいくほど深みのある仕事になっていきます。
人生の後半は、自身のことばかりではなく、恩送りの人生にしていきたいと考えます。
人に喜んでもらい、それが幸せという生き方もあるのではないでしょうか。
まずは自分が楽しみ、その楽しさを周りに広めていってみましょう。

共感していただける方は是非一緒に頑張りましょう。


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当スクールは10月半ばに、実際に園芸療法ガーデンで実習しながら学べる、園芸療法スクールを開校いたします。
少しずつ告知させていただきます(^ ^)

各種講座も受付中です☆

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投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!