病院の玄関を彩るガーデンセラピーの庭づくり

先日は広島県三次市にあるビハーラ花の里病院様へセラピーガーデン植栽の定期訪問に伺いました。
広大な敷地の中の病院にはたくさんのお庭や植栽をする場所があり、そのお庭を患者様スタッフ様の癒しとなるような植栽にしてほしいというご依頼をいただいております。

先日は主に病院の玄関の植栽を一新してまいりました。お盆に入院患者様のご家族様もたくさん来られるとのことで、正面玄関の植栽をきれいにしたいとのご依頼でした。

こちらが出来上がりの動画です
⬇︎

すでにあるコニファーやアイビーなどを残しつつ、新しい植栽にいたしました。植栽の色がガチャガチャにならないよう、あまりたくさんの色や寄せ植えの数を増やさず、低木を混ぜながらお作りしました。

お世話をしてくださる方の手を煩わせない、ローメンテナンスということも意識しております。

デザインとメンテの折り合いをつけながら、長く楽しんでいただける持続可能な植栽づくりを目指します。
普段お世話をしてくださっている受付スタッフさんからもご好評だったようで嬉しく思います。

中庭の方は、作業開始が5月で、それからすぐに梅雨、猛暑になり、しかもコロナも増え、外部者の訪問の制限があったりで、進み具合も緩やかではありますが、少しずつ根をつけてくれているようです。

5月に植えた頃の苗たちです

最初のご依頼ではイングリッシュガーデンのような緑が基調で、お花も宿根草がメインのおしゃれなイメージで、との事だったのですが、植栽が進むにつれて、現場スタッフさんのお声や、患者様の反応を見て、もう少しいろんな色のお花や、お年寄りに馴染みのあるわかりやすいお花が咲いた方が、目に留まって会話も進むだろうというご要望がありました。

実際、病院や介護施設では、ご依頼者とお庭を見る人の好みの違いがあり、とても難しいところです。

それは世代によって好まれる植物や色合いがかなり違うというところです。
ユリ、ムクゲ、フヨウ、カンナなんて若い方はなかなか好みません。
でもお年寄りにはとても馴染みのある植物で、とても目に留まるようです。

こういった昔ながらの植物を植えると、今風なおしゃれなガーデンにしにくいところですが、その中でも植物を馴染ませていくことを考えながら引き続き作っていきたいと思います。

今はまだ植えてすぐで暑さもあり、植物がそこまで生長していないので、一見皆さんには寂しく思えるのかもしれません。
冬も地上部が全てなくなって寂しくなるとのことだったので、そうならないように葉っぱが落ちない緑低木を多用したので、それも致し方ありません。

でも秋から、色とりどりの一年草も多用していくので、ガーデンが華やかになっていくと思います。

ビハーラ花の里病院様のある三次市は広島市よりかなり雪も積もる寒い地域なので、現地の気候、気温、土の状況、スタッフさんのお世話の頻度などを考慮しながら、引き続きメンテナンスをしていきます。

hanatripでは、植物を活用して楽しむセラピーガーデンや園芸療法に使える園芸療法ガーデンの作成も承っております。

打ち合わせ、植物の選定、植物の買い付け、ガーデン作業、ガーデンコンサル、ガーデニング基礎講座など、トータルでお受けしております。

今、コロナの感染拡大で心身を癒す植物の力が見直されています。


敷地の空いたスペースを癒しの植栽にしたい、お客さまに癒しの空間をご提供したい、などのご要望のある法人様、病院、介護施設様は、まずはお気軽にご相談ください。

ご相談はこちらの問い合わせフォームよりどうぞ
⬇︎
https://gardenkiyo.com/methode-contact-us/