植物は動物と違い、一度、生着してしまうと動くことはできないために、生きていくため、子孫を残すために、どんな悪条件に対してでも、様々な工夫を凝らしエネルギーを生成し頑張って生きています。
これまでも肥料のやり方などでお話しているとおり、植物を取り巻く環境に少しだけ手を加えることで元気にすることも可能であることは紛れもない事実です。
上の画像はよく見る風景、夏の暑い日にしょげた植物の葉を見て、一生懸命、葉や花に水をあげてもしかしながら、この葉や花への水やりで植物は決して元気になるわけではありません(まったく意味がないわけではないですが…)。
私たちは、植物というと、どうしても花や葉に目がいきがちですが、育てていくという視点からは、植物を生き物、葉や花、根をトータルで見、各々がどのような働きを担っているかをよく理解する必要があります。 このことは、栽培を行っていく上での計画や対処法がよくわかり、また、園芸の楽しみ方、難しさにつながることと思います。
そこで今日は理科の復習の意味を込め、植物をからだと理解してまとめておきたいと思います。
植物の”カラダ”
植物のカラダは、大きく1)花、2)葉、3)茎、4)根に分けられます。
1)花
子孫を残すための重要な部分。受粉後、実をもち種をつける。
2)葉
物の栄養をつくる、いわば”工場”部分。光合成を行い、呼吸作用、蒸散作用(根から吸い上げられた植物体内の水が水蒸気として空気中に排出される現象)を持つ。
3)茎
植物における体部を支える部分であり、また、養分や水分の運搬路の役目も担っている。
4)根
植物を地下より支える部分。生きていくための必要な水分、養分を土の中から吸収する。根は、カラダを支える主根、側根部分、水分、養分を吸収するための根毛に分類されている。
以上、きっと皆様よくおわかりいただいていると思いますが、改めて確認されると、
冒頭の”夏の水やり”が生育に対してどのような効果があるのか無いのかが良くおわかりいただけると思います。
このページは随時、アップデートの予定です。
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