お客様のお話を聞いていると、上記画像の「緑の逆さにして挿すやつ」(通称アンプル)を肥料だと勘違いしているガーデニング初心者の人が多いです。実はアンプルは活力剤というもので、肥料ではありません。
■活力剤は、植物を一時的に元気にさせるもの
■肥料は、植物を成長させるもの
活力剤と肥料には上記の違いがあります。
活力剤:
活力剤は植物にとっての栄養ドリンクです。人間でいうと「午後から仕事は大変やから、栄養ドリンクでも飲んどこか」みたいな感じです。ここ一番で頑張りたい時、馬力を付けるために栄養ドリンク飲んでいませんか?
活力剤も人間が栄養ドリンクを飲む理由と同じで、植物がちょっと元気がない時や頑張り時に与えるものです。
そのため、アンプルを挿しても植物自体は育ちません。
活力剤には、葉の色を良くしたり、根っこを元気にしたりと、一時的に元気にする成分であるマグネシウム、カルシウム、鉄などが微量入っています。ですが、目に見えて効果が期待できるかというと私個人としては疑問があります。
肥料:
肥料と活力剤の違いの見抜き方ですが、肥料には必ずチッソ・リン酸・カリの値が明記されています。チッソ・リン酸・カリは植物を成長させるために必須の三大栄養素です。
下の画像に「6-10-5」と書かれていますが、これがこの商品に入っている三大栄養素の数値です。
肥料には三大栄養素の数値が必ず表記されています。逆にこの数値が書かれていない商品は活力剤となります。
活力剤を与えるよりも「土・肥料・水やりの基本の知識」を知るほうが、植物を健康に育てることができます。基本を知ることで「植物が弱ってしまった理由」が自分でわかるようになります。
そして活力剤と肥料の違いをますます混乱させているのが「肥料入りの活力剤」です。ガーデニング初心者さんは活力剤と肥料の区別がますますつきにくくなっているだろうと思います。
下の画像のアンプルの赤丸印を見てください。3大栄養素のチッソ・リン酸・カリが「0.2・0.1・0.1」とごくわずかに入っています。本当に初心者さんには間違いやすく紛らわしいです。
その上の液体肥料の「6-10-5」に比べたらかなりの微量しか入っていません。ほとんど肥料分は入っていないようなものです。
なのでお花や野菜をモリモリに生長させたい人は、この商品を使うより液体肥料を水で薄めて水やり時にあげてください。
肥料をあげてもなかなか成長してくれない、活力剤はどいうい時に使うのかが分からない人は、いつでも相談してください。
公式ラインはこちらから
⬇︎
https://lin.ee/dx5tFmK
お問合せフォームはこちらから
⬇︎
https://gardenkiyo.com/methode-contact-us/
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2024年11月22日園芸療法入門講座・【New Release!】
- 園芸療法2024年11月22日施設での園芸療法導入で難しいこと
- 園芸療法2024年11月19日園芸療法が「活かせる」お仕事発掘!
- 園芸療法2024年11月11日仲間との別れ… 50代で気づいた健康の大切さ
おうちdeガーデンセラピー ONLINEレッスン
ご自宅でハーブ栽培を行うにあたり、『しっかり育てる』、『ハーブの基礎知識を学ぶ』、『収穫ハーブの効用を体感するための活用法』をセットにして、お伝えするONLINEレッスンです。
ただいま、受講者募集中です。詳細は、下記よりお願いいたします
育てて学び体感するハーブ