昨日は出張で京都まで行っておりました。今日は少々私のことについての内容になりますがどうぞお付き合いくださいませm(__)m
昨日は久々に新幹線に乗りました。私は軽度のパニック障害を持っており、新幹線や満員電車などの混んでいる閉鎖された逃げ場のない空間がとても苦手です。やむなく乗らないといけない時は、症状が出た時のためにいろんな対策法を用意して、死ぬ覚悟で乗車します。なんと大層なことでしょう(笑)
当の本人には決死の覚悟で、途中下車も覚悟の乗車なのです。息苦しくなり、恐怖に襲われて、まだ目的地ではないのに思わず次の停車駅で下車してしまった時は、情けない気持ちでいっぱいになります。その時は本当にこの病気を治したいと真剣に思います。
ではそもそもなぜパニック障害の症状が出てしまうのでしょうか。まずGoogleなどで「パニック障害」と検索すると以下のようなパニック障害の説明がされています。
目次
パニック障害とは
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より引用
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。特に電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。
パニック障害では薬による治療にあわせて、少しずつ苦手なことに慣れていく心理療法が行われます。無理をせず、自分のペースで取り組むことが大切です。周囲もゆっくり見守りましょう。
私も上記のような症状が出ます。こちらの厚生労働省の説明でほぼ合っています。心療内科にも通ったっこともありますが、治療は不安を感じそうな時に前もって飲んでおくお薬を処方されるだけで、根本的な治療ではありませんでした。
パニック障害の治療法
パニック障害の治療は
・薬による治療
・精神療法的アプローチ
があります。
こちらも厚生労働省より引用させていただきます。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_panic.html
厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より引用
素人考えで、抗うつ剤や安定剤を飲むと依存性が怖いです。でも上記リンクに書いてある通り、なるべく薬を飲まずに完治させたいと思うのが普通です。でも上記に書いてある通り、パニック障害は薬物療法が効果を発揮しやすい障害ですので、「薬に頼らず気持ちだけで治す」というのは得策ではないそうですので、自分で判断せずお医者さんの指示に従ってください。
そうは言ってもなるべく薬は飲まずに良くなればいいなと思ってしまいます。私も薬は飲みたくない派です。そこで私は薬を飲まずにセロトニン(別名:幸せホルモン)を脳内に増やし、脳を「快」の状態にもっていこうと考えました。
セロトニンとは?
精神の安定や安心感、平常心、頭の回転をよくして直感力を上げるなど、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。特にストレスに対して効能があり、自らの体内で自然に生成されるもので、精神安定剤とよく似た分子構造をしています。セロトニンが不足すると、慢性的ストレスや疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠といった症状が見られます。うつ病や、パニック障害、社会不安障害などの不安障害圏の疾患や強迫性障害もセロトニンの欠乏や異常が一因と考えられています。これらにセロトニンを増やす抗うつ剤が効果を示します。
医療法人社団 平成医会さんより引用
上記を見ていただいてもわかる通り、パニック障害にはセロトニンを増やすことが重要なのがわかると思います。
私もこの1年ほどはずっとオンラインレッスンなどでデスクワークをしていたので、忙しさや、運動不足などでかなりのストレスがかかってしまい、毎晩、洗髪中や、寝る前などにパニック発作が起こるようになってしまいました。セロトニンがかなり不足しているとわかりました。このまま重症化するのもまた新幹線にも乗れなくなってしまうので、セロトニンを増やすことを意識しました。
セロトニンの分泌を促す方法は?
セロトニンは日常のさまざまな方法で分泌を促すことができます。
・日光浴
・リズミカルな運動(ウォーキング、食事の際の咀嚼、意識的な呼吸)
・人との触れ合い、コミュニケーション
・食事で栄養素のトリプトファンを摂る(アミノ酸の一種で、カツオ、マグロ、牛乳、チーズなどの乳製品、納豆、豆腐などの大豆製品、ナッツ類、バナナなどがあります)
これらのことを意識的に行ったり、食事として摂ってみてはいかがでしょうか。同時にセロトニンは脳内にある物質と思われ外ですが、主に消化管に存在しています。このことから消化器官の腸は「第2の脳」と呼ばれているんですね。ですので腸の状態を良くすることは精神状態ととてmp密接な関係があり、自律神経をコントロールすることが大事になってきます。忙しくストレスの多い現代社会では自律神経の働きが悪くなっています。
園芸療法でもセロトニンを増やすことができます
上記にセロトニンを分泌する方法を書きましたが、園芸療法の場でも同じような方法が取れます。
それは
①適度な運動
土を耕す、雑草取り、庭を歩く、しゃがむ、立つ、鉢を持つなど、筋力を使い適度な運動になり、心地よい疲労感もあります。脳とセロトニン神経の活性化に繋がります。
②感情を動かす
日常生活で喜怒哀楽の感情をなるべく引き出すように意識するとセロトニンが増えます。お庭で、様々な植物を扱い、人と触れ合うことで心が動く経験をすることができます。心が動くと自律神経のリセットに繋がり、セロトニンの活性が起こります。
③睡眠
園芸作業は知らず知らず筋力や体力を使います。次の日、上腕が筋肉痛になられる方もいらっしゃるくらいなので、疲れる作業です。なので夜も適度な疲れでぐっすりと眠ることができます。不眠傾向の人も適度な運動は睡眠の面でもとてもおすすめです。寝不足が続くと些細なことでイライラしたり、気分が晴れなかったり、脳の機能も低下します。そしてセロトニン、メラトニンが減り、睡眠に質が下がったりと、悪い方へ傾いてしまいます。
セロトニンは無料のお薬です
花や緑を触ったり見たりしながら、自然とセロトニンが増えていけば、パニック発作の頻度も減り、少しでもお薬に頼らなくてもよくなるのではないでしょうか。私の経験上、体を動かし、ストレスを発散して、よく寝て、栄養を考えながら食事をすることで、かなり発作が減りました。
昨日の京都出張も全然発作も出なく、大丈夫でした(^^)
ここ3ヶ月、意識的に趣味のテニスの回数を増やし、筋トレ、ダイエットをし、ストレスの原因を潰していきました。セロトニンが爆増えしたのでしょう(^^)
人の脳と体ってとても正直で素直なものだと思います。普段の生活や、思い癖などで脳と体は左右されます。
少し意識して「幸せホルモン」のセロトニンを増やしていきましょう!
今は外に出るのは寒いですが、冬は日光を浴びる時間が減るので、意識的にお庭にも出てみてくださいね(^^)
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