目次
園芸療法とは
園芸療法とは?と検索すると下記のような説明が出てきます。
日本園芸療法学会より引用
「園芸療法」と聞くと、高齢者施設で行われていて、車椅子に乗ったお年寄りと介助者が園芸作業をしている姿をイメージされる方も多いと思います。
園芸療法は植物を用いて心身のリハビリを図るという定義ですので、やはり高齢者施設や、病院、児童施設などでリハビリとして行われていることが多いようです。
レクリエーションで楽しむ園芸活動は、ガーデンセラピーや園芸福祉と位置付けられているようです。
人と植物の関係性が認知されてきました
私が園芸療法士になった14年前は、全国で園芸療法を取り入れている施設もまだ少なく、園芸療法という言葉も、まだまだ認知されていなかったように思います。
でも近年はメンタルヘルスという精神面における健康、精神的な疲労、ストレス、悩みなどの軽減や緩和という目的から、植物の癒しの力がとても有効であるということが認知されています。そして、心を整えるのには園芸作業、ガーデニングが有効ということもテレビ、メディア、書籍などでも広く認知され、園芸療法、ガーデンセラピーという言葉もメジャーになってきました。
今は園芸療法=お年寄りというイメージもなく、若い方もおうちで観葉植物を楽しんだり、家庭菜園を始めたりということも増えてきました。
DNAが植物を欲します
若い方の植物への関心がコロナが出てきた2年前にかなり増えました。
このコロナ禍のステイホームで、お家で家族で楽しめることとして家庭菜園が一躍ブームになりました。それはそれは野菜苗の売れ行きがものすごいことになりました。
市場にもメーカーにも苗の在庫がなくなったくらいでした。
野菜苗のみならず、花苗、花鉢、苗木、観葉植物も相乗効果でかなりの売り上げを更新しました。
お客様は子供さん連れの若いご夫婦がとても多かったです。若者の植物離れが言われていたので、コロナが現れて「人が植物を求める」といった現象が勝手に起こっていったような気がします。あの異常とも言える園芸売り場の賑わいは、人のDNAがそうさせる、ごく自然な行動だったような気がします。
各ご家庭でも園芸療法を
コロナを肯定する訳ではありませんが、このコロナのおかげで人に必要なものがわかったような気もします。
IT化、オンライン化が進んで、リアルに人に会ってコミュニケーションを取るということも減ってきました。私もそうでした。たまに手のかかるアナログなことをしたくなる気持ちがありました。
そんなアナログなこととして園芸活動が各家庭でできるコミュニケーションのツールとして使っていただけたら、とても嬉しく思います。
セラピーや園芸療法というと、なんか堅苦しく、難しいことをする感じがしますが、季節の花苗を鉢に1ポット植えるだけでもいいですし、お部屋に観葉植物を置くだけでもいいと思います。毎日できる範囲でお世話したり、生長を感じるだけでもとても心にハリが出てくると思います。コロナ禍でまだまだコロナ前よりはコミュニケーションが取りづらいと思います。
是非、植物をメンタルヘルスを整えるツールとして使ってみてください。
植物って面白いですよ(^^)
ご家庭で、植物を活用して楽しむ方法も随時発信していきますので、是非植物の面白さを体験してみてくださいね(^^)
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