ただの収穫じゃない!庭の恵みが教える『園芸療法のチカラ』

こんにちは!
kotohogu gardenの
西野です。


今、私の母が1週間ほど
広島に遊びに来ており、
3年ぶりに
一緒に生活をしております。


3年の間に母は
両膝の人工関節置換の手術や、
心臓の手術などを行い、


大変な3年を送りました。
家にいても、家族に気を使い、
胃が痛くなる思いで
暮らしているそうです。


そして、心臓の手術から
1年ほど経ったので
思い切って気分転換に
遊びに来たという経緯です。


家にいても暇なので
出かけたり、庭の植物の手入れを
してもらったりと、
わざと忙しくしてもらっています。


そんな中、またまた
エルダーフラワーの登場です(笑)


お馴染みの花の摘み取り作業を
してもらいました( ◠‿◠ )
初めての体験に、
黙々と集中して作業をしていました。


いい香りにも包まれ、
リフレッシュできていたらいいなと
私も横で見ておりました。






そして、先日の私が園芸療法を
担当させていただいている
高齢者施設のデイケアのお話です。



この日も、
庭のあちこちで初夏の恵みが
私たちを待っていました。


カモミールの
可憐な白い花が風にそよぎ、
レイズドベッドのイチゴは
可愛らしい赤い実をつけ、


スナップエンドウも
収穫期を迎えていました。




私の自宅から持っていった
エルダーフラワーの
甘い香りに包まれ、


足元には生命力あふれる
ヨモギも顔を出し…
まさに、自然からの贈り物が
目白押しだったのです(^ ^)

まずは利用者さんと一緒に、
カモミールの花摘みからスタート。




お年寄りには
あまり馴染みのない
カモミールでしたが、
そのリンゴのような香りに
「いい香り!」と驚かれていました( ◠‿◠ )


そして、そっと花に触れ、
一つ一つ丁寧に摘み取られる
その指先は真剣そのものです。


次は、真っ赤に熟した
イチゴの収穫。


ナメクジにやられ、
数個しか残っていなかったですが
いつも率先して
園芸に参加してくださる方に
召し上がっていただきました( ◠‿◠ )


その選ばれし者という特別感に
とても喜んでおられました。


スナップエンドウも
ぷっくりとした感触を確かめながら、
身の前のたくさんの実に
興奮気味な利用者さんでした。


この、笑顔と会話があふれる
和やかな「収穫体験」。


実は、
ただ「楽しい!」「美味しい!」
だけではない、


私たちの心と体、特に
高齢者の方々の認知症予防や
リハビリテーションにとって、
驚くほど多くの素晴らしい効果

隠されていることを、
皆さんはご存知でしょうか?


今日は、
この収穫体験を通して見えてくる
「園芸療法のチカラ」について、
そしてそのチカラを
あなたの人生にどう活かせるのか、
お話ししたいと思います。

「収穫」の一コマ一コマに隠された、園芸療法の専門的アプローチ

例えば、
先ほどの施設での収穫作業を、
少し専門的な「園芸療法」の視点から
見てみましょう。

カモミールやエルダーフラワーを摘む

・甘く優しい香りは、
それだけで心を落ち着かせ、
リラックス効果(アロマセラピー効果)を
もたらします。

・小さな花を一つ一つ丁寧に、
指先でそっと摘み取る作業は、
手指の巧緻性(細かな動き)を高め、
集中力を持続させる訓練になります。

これは、
日常生活での着替えや食事といった
細かな作業能力の維持に不可欠です。

イチゴやスナップエンドウを見つけて収穫する

・赤く熟したイチゴを探したり、
食べ頃のスナップエンドウを
見分けたりすることは、

視覚的な注意力や識別能力
養います。
「あそこにもある!」と
発見する喜びは、
脳の良い刺激になります。

・柔らかい実を傷つけないように、
そっと茎から摘み取る動作は、
力のコントロールや
目と手の協調運動の練習になります。

・「今日は何個採れたかな?」と
数を数えたり、
「これでジャムが作れるかな?」と
量を考えたりすることは、
認知機能(計算、計画)の
良い刺激となります。

ヨモギなど、野草に触れる

・「これはヨモギだね」
「これは違う草かな?」と
見分けることは、

観察力や過去の知識・記憶の活用
促します。
昔、野草を摘んだ経験などを
思い出す「回想法」のきっかけにも
なります。

これら全ての収穫活動に共通する、素晴らしい「チカラ」とは?

  1. 五感をフル活用で脳全体を活性化

    植物の香り、色、形、手触り、
    そして時には収穫したての味覚。

    これら五感への豊かな刺激は、
    脳の様々な領域を活性化し、
    神経細胞の繋がりを促します。

    これが認知症の進行予防や症状緩和
    非常に重要だと言われています。
  2. 計画性と段取り力アップ

    「いつ、何を、どれだけ収穫するか」
    「収穫したものをどう活用するか」
    (例えば、コーディアルにする、
    お茶にする、おやつにするなど)を
    考えることは、
    実行機能(計画を立てて実行する力)
    を鍛えます。
  3. 無理のない自然な全身運動

    立ったり座ったり、歩いたり、
    手を伸ばしたり…。
    収穫作業は、知らず知らずのうちに
    全身の筋肉を使い、
    身体機能の維持・向上に繋がる
    「生活リハビリ」そのものです。
  4. 「できた!」が自信に!
    心の安定と意欲向上

    自分の手で収穫する喜び、
    それを誰かと分かち合う喜びは、
    大きな達成感と自己肯定感
    もたらします。

    これは、日々の生活への意欲を高め、
    抑うつ気分の改善など精神的な
    安定にも繋がります。
  5. コミュニケーションが生まれる!
    「見て、こんなに大きなイチゴが
    採れたよ!」
    「このカモミール、いい香りね」など、
    収穫物は自然と会話のきっかけを作り、
    利用者様同士、そしてスタッフとの
    温かい繋がりを深めます。

これらこそが、庭の恵みが教えてくれる
「園芸療法のチカラ」なのです。


そして、このチカラは、
専門的な知識を持って意識的に
プログラムに取り入れることで、
さらに高めることができます。

この「園芸療法のチカラ」が、あなたの未来をどうデザインする?

「へぇ、ただの収穫に
そんな深い意味があったなんて!」と、
感じていただけたなら
とても嬉しいです。


この知識は、ご自身の健康維持のため、
あるいは大切なご家族
(例えば、ご高齢の親御さん)のケアにも、
すぐに役立てることができます。


そして、もしあなたが40代・50代で、
「これからの人生で
何か新しいことを始めたい」

「自分の『好き』という気持ちを活かして、
誰かの役に立ちたい」
「経済的な不安も少し解消できたら…」
そう考えていらっしゃるなら、


この「園芸療法のチカラ」を深く理解し、
実践できる専門知識は、
まさに新しい扉を開く鍵となるのです。


私が提唱しているのは、
あなたのこれまでの人生経験
(主婦としての経験、過去の仕事、
趣味など、どんな経験も
素晴らしい財産です)に、


この園芸療法の知恵を
「掛け合わせる」ことで、
あなただけのユニークな
仕事や活動を生み出すことです。


「園芸療法士」という資格に
こだわらなくても、
あなたの経験と
新しい専門知識があれば、
社会に求められる、
あなたらしい貢献の形が
見つかるはずです。


当スクールでは、
ハーブや野菜の知識、
園芸療法の理論と実践、
そして何よりも、


あなたの経験を活かすための
「掛け合わせのヒント」を、
初心者の方にも分かりやすく
お伝えしています。


オンラインなので、
ご自宅で、あなたのペースで
じっくりと向き合っていただけます。


知識が身につくことで、
自信を持って行動できるようになり、
それが経済的な安心感や、
心からのやりがいに繋がっていく…
そんな未来を描くお手伝いが
できればと考えています。


庭の恵みが教える
「園芸療法のチカラ」は、
あなたの未来を豊かにする
可能性に満ちています。


その奥深い世界を探求し、
あなたらしい花を
咲かせてみませんか( ◠‿◠ )

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kotohogu garden
園芸療法コーディネーター
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当スクールが大切にしている想い、
そしてあなたの
「掛け合わせキャリア」の
土台となる園芸療法の学びです。
ぜひ講座の資料をご覧ください。
(無料です)


日程や受講料など詳細も
資料内に記載しておりますので
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投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!