園芸療法士の仕事は「準備」です!これに尽きます

昨日は園芸療法コーディネーター養成コースの2名の生徒さんガーデンに実習に来られました。

このお二人は広島にお住まいの方々でしたが、今月前半には、近隣の県の方、遠くは岐阜県からも生徒さんがお越しくださいます。

遠くても、園芸療法の学びたいと、広島まで来てくださることがとても嬉しいです。

初めてお越しの方には、まず、講師が行う園芸療法プログラムを体験していただきます。

昨日は「季節のフラワーアレンジメント&カモミール収穫」をさせていただきました。

一年間で、今が一番ガーデンが華やぐ季節ですので、このお花たちを使わない手はありません。

ガーデンに着いて、まずはぐるりとガーデンを見ていただき、早速フラワーアレンジメントに使うお花をカットしていきました。

おしゃべりしながら、お手持ちのバケツにお好きなお花を入れていきます。

そのバケツの中にはお花の他にもローズマリー、セージ、レモングラス、ラベンダーなどハーブもたくさんです。

摘み取りの段階で手にハーブの香りがつき、癒されます。
バケツの中を覗くだけで、もうワクワクしてきました(^^)

お二人は花束は作りは慣れておられたので、特にこちらが花束の作り方をご説明することもなく、手際良く作られました。

今ある花材を綺麗にまとめるのはなかなか難しいことですが、さすがのお二人でした。
記念撮影のお二人の表情も素敵でした( ◠‿◠ )

そこからは私がワックスペーパーでラッピングしている間に、次のプログラムのカモミール収穫をしていただきました。

カモミールももう少しでアブラムシがついてくるので、なるべく早く収穫してしまいます。

お二人はカモミールのフレッシュハーブティーを飲まれるのは初めてだそうで、お二人の反応が楽しみでした。

カモミールティーやヨモギ茶をいただき、とても和やかで、和気あいあいと楽しい時間が過ぎました。

「外でハーブティーを飲めるなんてとても優雅ですね!」なんておっしゃっておられました(^ ^)

このような楽しい会話が飛び交いましたが、実際に対面するのは初めての三人でした。

にも関わらず、昔からの友人のように、打ち解け合い、身の上話なんかも自然としてしまうような空気感で、本当に不思議な感覚でした。

これは、同じ志で同じ学びをしている仲間なので、思考や、価値観も似ているということがあるからでしょう。

そして何より、このガーデンにある植物たちが、私たちの心をリラックスさせてくれ、コミュニケーションを潤滑にしてくれたのだと思います。

園芸療法士の本当の仕事はここ!

昨日は、生徒さんにも楽しんでいただけたようで、本当に良かったです。

でも、園芸療法士の私は、昨日の仕事といえば、特に何もしていないんです。一緒に座って喋っていただけです笑

ですが、プログラムとしては、怪我もなく、時間もオーバーせず、大成功だったかなと思っています。

この結果に繋がったのは、「下準備」を何日も前からしっかり行なっていたからです

下準備として「園芸療法プログラム計画」を立てていました。

カモミール収穫にあたって、この日に照準を合わせ、花をつけさせる開花調整、たくさんの花を切花にできるよう摘心や切り戻しをしていましたし、快適に過ごしていただけるような環境づくり、プログラムに使う材料、道具の準備、安全確認など、たくさんの計画、準備をしていたのです。

このような目の前の対象者さんに楽しんでいただける準備が園芸療法士、園芸療法コーディネーターの一番大事な仕事なのです。

準備なしでは絶対プログラムはうまくいきません。
このことから植物の知識だけでは、園芸療法を仕事にすることは、難しいことがわかっていただけると思います。

皆さん、勘違いしています。
園芸療法を学びたい方やお仕事にしたい方は真っ先に知識や資格を増やそうとします。

資格をたくさん持っていても、下準備の大事さがわかっていなければ、園芸療法自体が始めれません。

私は、この部分が一番大事だと思っています。なので、当スクールには園芸療法ガーデンがあり、そこで学んでいただきたいと思っています。

私が生徒さんに口すっぱく言っているのが、「園芸療法はサービス業」ということです。
介護、福祉、ボランティアのものという認識はもう古いですし、お仕事になっていきません。(対価がもらいづらいという意味です)

なので「目の前のお客様を楽しませること」を園芸療法とマッチさせていくのです。

園芸療法で「楽しかった!」と言ってもらえること。
まずそのような気持ちがになっていただかないと、心と体に響きません。

リハビリにもなっていかないでしょう。

このことから、まずは、目の前の方を楽しませるには、今、自分に何が足りないのかを認識し、そこの穴埋めをしていってください。

例えば、
・センスを磨く
・コミュニケーション能力を上げる
・体力をつけておく
・ハーブの力を自分が体感しておく
・目標、目的を明確にしておく
・おうちで園芸療法ガーデンを作ってみる
など

そのような準備をしておくことが、あなたの園芸療法がより良いサービスとなるでしょう。

園芸療法は多岐にわたるスキルが必要とされます。人間力も必要です。

既存の学校ではこのようなことは教えていません。
私が卒業した学校もこのような授業あはありませんでした。

私の植物仕事と園芸療法士15年の経験、起業経験から、園芸療法はサービス業だということを悟りました。

当スクールではリハビリとしての園芸療法には留まらず、一般の方に向けたサービスとしての園芸療法をお伝えしています。

それにより、生徒さんには、それぞれお持ちのお仕事に、園芸療法のエッセンスを付け足していただき、独自の付加価値をつけ、お仕事を発展させていただきたいと思います。

私自身も、当スクールにしか伝えれないことをもっと尖らせ、皆さんと新しい園芸療法の領域を作っていきたいと考えます。

私と一緒に頑張っていきましょう!

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【生徒さんにガーデン実習のご案内】
園芸療法コーディネーター養成コースの生徒さんには1年間ガーデン実習にお越しいただけます。
自由参加ですが、ぜひこの期間にご活用ください。

つきましては、ガーデン実習日を設定いたしました。

毎月第3、第4土曜日(11:00〜13:00)の2回とします。
(雨天中止・予報を見ながらなるべく早くお知らせします)

ガーデン実習日(年内)
6/15 6/22
7/20 7/27
8/17 8/24
9/21 9/28
10/19 10/26
11/16 11/23

参加希望の方は公式ラインの方へご連絡ください。

1日限定4名様までとなりますのでお早めにお席を確保してください。

あと、恐れ入りますが、他の生徒さんもいらっしゃいますので、お子様やご家族の方のご同伴はご遠慮ください。(ご事情のある方は対応いたしますのでご相談ください)

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お知らせ】
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投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!