昨日は当スクールの園芸療法ガーデンでお二人のゲストをお呼びしてのタマネギ収穫と、夜は園芸療法コーディネーター養成コース5月生の第一回目の講義がありました。
忙しくさせていただくことがありがたく、感謝の気持ちです。
昨日のタマネギ収穫も楽しかったです(^^)
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さて、この度の5月生さんは4名様でスタートすることとなりまして、皆さん本当に学ぶ気持ちの強い方達ばかりで、私も第一回目よりさらに身を引き締める気持ちにさせられました。
園芸療法を学ぼうと思ったきっかけや、学びをどう活かしたいかという思いも皆さんにお答えいただき、私が園芸療法を学ぼうと思った動機より皆さんの方がしっかり目的を持っておられました。
今後がとても楽しみです。
当スクールは50歳前後の子育てがひと段落した女性の健康と、第二の人生を応援するスクールとさせていただいておりますが、この度、大学4年生の方がご受講されています。
もちろん大歓迎で、まさかこんお若い方が園芸療法に興味をもっておられるのかと、驚きました。
驚きの理由としては、園芸療法自体が介護イメージが強く、この介護業界以外の方にはあまり認知されていないのにも関わらず、このようなお若い方に知っていただいているということと、若者の植物離れが言われていることなどからです。
今後の園芸療法は、日本の社会問題などにもアプローチできるものとなるので、若い方の参入はとても嬉しいことです。
目次
園芸療法が社会問題にアプローチできる点
近年、高齢化社会の進展、都市化の加速、ストレス社会の深刻化など、様々な社会問題が顕在化しています。
これらの問題に対して、従来の医療・福祉だけでは十分な対応ができていない状況があるのはご存知の通りだと思います。
このことから、当スクールでは、今日本で主流の高齢者のリハビリとしての園芸療法だけではなく、様々な日本の社会問題にアプローチができる園芸療法を組み立てていきたいと考えています.
園芸療法は、植物を育てる活動を通して、心身の健康増進を図る療法です。単に植物を育てるだけでなく、土nに触れることや、収穫の喜び、自然との触れ合いなど、様々な要素が心身に良い影響を与えます。
「人間を整える」ということから、世の中を整えるということに結びついていくと真剣に考えています。
では、どのような社会問題にアプローチできるでしょうか?
私は以下のような問題にアプローチできると考えます。
1、高齢化社会による医療、介護の社会問題
2、ストレス社会によるメンタルヘルスの維持
3、都市化による人と住環境の問題
4、子どもの不登校、引きこもり
5、ヤングケアラーの問題(若者の介護者が増え、仕事の退職を余儀なくされる)
5、「農」の危機
6、人間関係、コミュニケーションの希薄化
などです。まだまだ他にもあるかと思います。
このような問題の解決のきっかけに園芸療法を導入していけるようになることが私たちの役割だと思っています。
日本に園芸療法が入ってきて約30年なのに!?
上記のような社会問題解決に一役かえるよに、様々な場所で園芸療法を行なっていく必要があるのですが、いまだに、「園芸療法」という言葉すら聞いたことがない方も多くいらっしゃいます。
もちろんどんなことをするかもご存知ないでしょう。
もう日本に園芸療法が入ってきて30年ほどになりますが、まだまだ世間の認知的にはこんなものです。
これはなぜでしょうか?
私の見解としては、これまでの園芸療法のアプローチ先が高齢者や病後の方だけだったからです。
園芸療法の学校もこれしか教えていません。私の通った学校もそうでした。
もちろん園芸療法をリハビリとして行うことは良いことです。
ですが、それだけでは勿体無いと強く思うのです。
そもそも病気にならないということが人々の願いです。病気になってしまうと途端に人生設計も狂いますし、周りの家族などの生活状況も変えてしまいます。
そこから様々な社会問題に発展してしまうのです。
園芸療法を認知させるには
植物活動を行うことで、人々の健康維持にアプローチでき、そこから豊かな生活につながるという、人生を豊かにする「園芸療法」の提案が必要となってきます。
その提案を世に発信し、活動していくのが私たち園芸療法コーディネーターの使命となります。
ちょっと極端な言い方になりますが、高齢者のリハビリばかりでは今後の園芸療法は広がりを見せませんし、
介護、医療制度上からも園芸療法を大々的に取り入れる施設も増えないでしょう。(園芸療法を行っても施設や病院は国からは報酬はもらえません)
これが園芸療法の現実です。
このことから当スクールは園芸療法を医療、介護に行くまでの「病気を未然に防ぐ」活動としての立ち位置を得たいと考えます。
そして国の制度も私たちの力ではどうしようもありませんので、私たちがどのようにしたら園芸療法を世に広められるかを考えていくことが早急にすべきことです。
なので!
園芸療法をビジネスにしていく必要があるのです。
その方が早いのです。
「リハビリ」としての園芸療法からリハビリを受けなくてもよくなる園芸療法に変えていき、私と一緒に世の中の認知を広めていきましょう!
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