「見て楽しむ」から「活用して楽しむ」庭へ・これからの庭づくりに必要な考えとは?

昨日は広島県三次市にありますビハーラ花の里病院さまのガーデン施工に行ってまいりました。広島市から車で1時間ほどのところです。

こちらのビハーラさんには、去年からお庭作りに入らせていただいておりましたが、コロナでの来院制限や、病院の建物増築などでしばらくお庭に入れない状態が続いていました。

そして先日、建物も完成されたそうで、昨日久々に施工にお伺いさせていただきました。

お庭には工事車両や重機なども入ったとのことで、その間はほとんどお手入れができない状態だったそうです、その中でもできる範囲でお手入れをしていただいており、大変助かりました。

昨日は主に、植物の現状把握と、雑草引きの作業でしたが、これからまた計画をしなおし、新たにガーデンを作っていけるかと思うと楽しみです。

そして、当スクールの園芸療法ガーデンでは先日、ローゼルの実(ハイビスカスティーになる植物)がたくさん収穫できたので、ビハーラさんで活用していただこうとお持ちいたしました。



ちょっと、無理やり差し上げた感はあるのですが、皆さんローゼルは初めてご覧になったようで、珍しがられていました。

実のガクの部分を乾燥させて、ハイビスカスティーやジャムにできることと、含有成分も女性にはぜひ摂っていただきたいものだということをお伝えしました。

今日、早速ジャムにしてみますとメッセージをいただき、また次回にご感想をいただくのが楽しみです(^ ^)

このローゼルの収穫物をお持ちしたことから、メディカルハーブの有用成分が体に有用なことを知っていただけるきっかけとなりました。
そして、私の「おすすめハーブティーブレンド」の話にもなり、会話も弾み、楽しい時間となりました。

これを機に、メディカルハーブに興味を持っていただけ、心とカラダがより健康的になり日々を過ごしていただき、また、たくさんの患者さんやスタッフさんのお庭の楽しみになれば嬉しく思います。

そしてこのローゼルを次の春に植えてみよう!とおっしゃっていただきました(^^)
私も今から種をしっかり作っておきますね(^^)

昨日はローゼルの収穫物をお持ちしただけで、たくさんのコミュニケーションが生まれ、次回の展望も生まれました。

今後は意図的に作る園芸療法の庭が注目されます

収穫、活用できる植物を「意図的に植えた」園芸療法ガーデンは、人々に身体的、精神的、社会的効用を与えてくれます。

「効用」については前回の記事をご覧ください

https://gardenkiyo.com/2023/09/26/hitonioyobosukouyou/

「心の時代」言われている令和の時代からは、「見て楽しむ」から「体感して楽しむ」お庭へシフトチェンジすることが大事だと考えます。

世の中のサービスは、もう同じものが溢れていて、普通のスペックや価値では選ばれなくなっています。
今まであったモノやサービスがどれだけの価値や経験を消費者に与えてくれるかということが求められているのです。
マーケティングでもよく言われる「モノ売るな、コトを売れ」ということです。

なのでお庭を作る側も、ただ見るだけのお庭では、求められなくなってくるということを認識することです。
デザイン重視の庭がいい庭なんだという自己満足、自分目線の考えは一旦捨てましょう。

お庭も進化していくことが大事です。
人々は「心の栄養」を欲しています。

私は29年の植物仕事経験から、これを強く感じています。

「植物の見て癒される」のまだ先の「満足」が欲しいのです。
植物を通じて、お客様はどんなものを受け取りたいのかをしっかり考えて植物選びや、作付けを考えましょう。

そしてこれから植物や、園芸療法のお仕事をしたい方は、このクライアントの「満足」をよく理解して学んでいきましょう。


当スクールは10月18日に、実際に園芸療法ガーデンで実習しながら学べる、園芸療法スクールを開校いたします。
詳細はガーデンの進行状況を見ながら少しずつ告知させていただきます(^ ^)

各種講座も受付中です☆
「園芸療法コーディネーター養成講座」10月生限定モニター生募集開始!

https://8ncxx.hp.peraichi.com/?_gl=1*15qvg3w*_gcl_au*Njk1NjA1NjU2LjE2OTE2MzAwNDQ.&_ga=2.154001016.1534505442.1695625542-1999204120.1682503036










投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!