HSP女性にガーデンセラピーをおすすめする理由

ここ数年でHSPという言葉がよく聞かれるようになりました。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン/Highly Sensitive Person )とは、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすく、神経が細やかで感受性が強いという特徴を持った人のことを言います。全人口の15%〜20%、5人に1人はHSPということです。

いわゆる「繊細さん」です。
ちょっと心が疲れやすくて生きづらく、その人が持って生まれた気質の部分でもあります。


HSPについてはこちら
https://kenko.sawai.co.jp/mental-care/202103.html

そして何を隠そう私も間違いなくHSPです。
そしてあなたも一度自分がHSPかどうか、このHSP診断をやってみてください。おもしろいですよ。

https://hsptest.jp/

私の診断結果はこちらです。スコア109て(笑)
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最近はロンブーの田村淳さんなど、芸能人や著名人も自分はHSPであると公表して、これがきっかけで世間に知られるようになりました。こんな時代だからこそ関連著書もたくさん出ています。

HSPの詳しい説明や特徴などは、上記のリンクにありますので割愛しますが、
HSPの人は、毎日いろんな情報に敏感に反応し、それについて深く考えてしまい、発言するにも相手の気持ちを察知しすぎてあっち立てればこっち立たずで気疲れし、ストレスフルな毎日を送ってしまいます。

この時に脳内でどんなことが起こっているかというと、刺激に対して脳内の扁桃体が過剰に反応してしまっているのです。

HSPは病気や障害でもなく生まれ持った気質なので、治療することはできません。なので、自分の行動や環境を変えることで対処していきます。

私でしたら、人の意見を聞きすぎない、人の言う通りにしない、鈍感な人や人の噂ばかりしている人と距離を置く、嫌われてもいいからはっきり自分の意志を伝える、これを最近意識してやると少し楽になりました。

脳の扁桃体が過敏に反応しない状況を作ることが大事です。

扁桃体とは

画像はエンジョイライフのイーライフさんよりお借りしました。

扁桃体は神経細胞の集まりで情動反応(直感力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応、不安、緊張、恐怖)や短期的記憶において主要な役割を持っています。

うつ病や不安障害、パニック障害、PTSDといった精神疾患においてはこの扁桃体の活動が過剰であることが知られています。ではこの扁桃体の過剰反応に対処すれば、不安や緊張、ストレス状態を和らげれるのではないでしょうか。

不安感を鎮めるにはこの幸せホルモンが大事です

扁桃体の過剰反応を鎮めるには、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンという「幸せホルモン」分泌させることが大事です。(正確には神経伝達物質です)

  • セロトニンとは・・・心と体のバランスを整えてくれる脳内物質の一つです。ポジティブな気持ちになり活動的になれる効果もあります。
  • オキシトシン・・・人や動物に愛情を感じた時などに分泌され、癒しや幸福感をもたらしてくれるホルモンです。子育てやボランティアなどで「人の役に立った」と感じた時も自己肯定感とともにオキシトシンが分泌されます。
  • ドーパミンとは・・・生きるために必要なやる気を促し、幸福度をアップさせるホルモンです。仕事や学習の効率アップにも効果があります。何かを達成した時の「達成感」によっても分泌されます。

この3つの幸せホルモンを意識的に分泌させる行動をし、扁桃体を鎮めていきます。

HSPさんには是非おすすめのガーデンセラピー

HSPさんは、明らかに上記の3つの幸せホルモンが足りていないのではないでしょうか。日々たくさんの情報からストレスを感じてしまうので、仕方ないと思います。

対処として、自分の好きな趣味、場所、人、仕事の時間を意識して増やして、ストレスに感じる出来事を減らしていきましょう。

この3つのホルモンを出すにはガーデニングがおすすめです。

まず1つ目、セロトニンは庭に出て日光を浴びたり、適度な運動としてガーデニング作業をすることで出ます。

2つ目ドーパミンはお世話しているお花がモリモリに咲いてくれたり、野菜がたくさん収穫できると嬉しく思った時に達成感を感じて増えます。

3つ目オキシトシンはそんな綺麗に咲いてくれた花を見て喜んでくれる人がいたり、採れた野菜を調理して食べてもらえたり、自分の行動を喜んでもらえて自己肯定感が増すと分泌されます。

この幸せホルモンの分泌が扁桃体の過剰な反応を鎮めてくれます。

ガーデニングには人の心と体のバランスを上手く調整してくれる役割があります。ですのでHSPさんには心が疲れた時や、ひとりの時間が欲しい時など、ガーデニング作業はとてもおすすめです。

よく生徒さんも雑草引きを無心でやるだけでも頭がスッキリしたと言われます。
まずはスコップで土を耕したり、花がらを取ったり、朝日を浴びるだけでもいいです。

不安に思う脳のメカニズムを知り、対処方法を知るだけでも少しは安心しますよね。大丈夫大丈夫と思いましょう。

私は、私と同じような脳の誤作動で病気まではいかない、心の不調と闘う女性を少しでも楽にできる、心と体を整える楽しいガーデニングを推奨しています。そして植物と人との関係を深く学びたい方、ガーデンセラピーをスキルアップとして学習し、お仕事に役立てたい方にガーデンセラピーアドバイザーの講座を行なっています。

HSPの方って、本当に感受性が強く、人に共感してあげられる優しい方が多いです。そんなご自分の特性を活かして周りの頑張っている方にも是非ガーデニングの良さを教えてあげてくださいね!


HSPを楽しく知ってみたい方はYouTubeの中田敦彦さんの動画を見てみてください(^ ^)

投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!