昨日は高齢者施設内の
園芸療法ガーデン作りの
お仕事に行ってまいりました。
道中、山間部を通りますので、
とても綺麗な紅葉を見ながら
現場に向かうことができました。
運転しているとだんだんと
寒くなってきたので、
ふと温度を見ると4℃でした。
家を出た時は8℃くらい
だったんですが(笑)
8℃といえば、紅葉が進む
気温ということをご存知でしょうか。
そこから急に気温が下がって
一気に冷え込むと、紅葉が
綺麗に出ると言われています。
広島はまだまだ
日中は暖かい日が多く、
一日の気温差が大きいので、
この気温差でさらに今年は
紅葉が綺麗に出ると思います。
そして現地に着き、
敷地内の中庭で作業をさせて
いただきました。
今まであまり活用されて
いなかった庭ということで、
これからはデイサービスや
ご入所されている利用者さんに
楽しんでいただける場を
作っていきたいと考えています。
↓放置されていた植え込みに
新しい土を入れ、
花苗を植えました。
↓ストックやパンジーを
配置中です
↓そして先日完成した
レイズドベッドには玉ねぎ苗を。
↓スタッフの方々と
お話ししながら楽しんで
作業しました。左の男性は
レイズドベッドを
チョチョイのちょいで
作ってくださったスタッフの
Fさんです。
今の段階としては、
園芸療法をスムーズに
取り入れていただくために、
ハード面(庭)はもちろん、
ソフト面(スタッフさん)にも
気を配りながら進めて
いかなければなりません。
いきなり、施設側から
「明日から園芸療法をやってきます」と
言われても、スタッフさんは
とても戸惑うことでしょう。
スタッフさんは、
園芸療法とは何か?
どういうことをするのか?
目的は何か?
そこからわからないと思います。
ですので、こちらが側が
解らそうとするのではなく、
なんとなく庭にお花が増えてきて、
少しずつ収穫物もでき、
食べたりして楽しむところから、
皆さんに園芸の時間を
認識していただけるように
持っていきます。
そして園芸療法は定着させていきます。
何のために園芸療法を取り入れるかしっかり作戦を練る
そして施設への
園芸療法導入の最大の目的は、
利用者さんの楽しみとなる
ことはもちろんのこと、
施設のウリになること、
そして「集客」に繋げることです。
普通、ビジネスでは
利益に繋がらないことは
やらないというのが鉄則です。
経営者からすると当たり前です。
日本では施設や病院が、
いくら患者さんや高齢者に
良いものだからといって
園芸療法を取り入れても
報酬は入ってきません。
なので専属の園芸療法士を
雇ってまでは園芸療法を
やらないのです。
ですので私の園芸療法は
ビジネスと繋げます。
私は園芸療法を人に
喜んでもらうことを目的とした
「サービス業」として
位置付けています。
なんとなく園芸療法を
取り入れるだけでは、
経費のダダ漏れです。
ボランティアや慈善活動も
このご時世、続きませんので
やらない方が良いでしょう。
やるからには
施設のプラスになるよう、
目的を持って、
作戦(費用対効果)を
練りましょう。
導入時の「難関」はこれ
園芸療法導入の
難しいところとして、
一番にソフト面が挙げられます。
私も園芸療法しとして
勤務していた時代に、
最初は、現場のスタッフが
全く興味を持ってくれず、
手伝いもしてくれま
せんでしたので
とても苦労をしました。
周りのスタッフの協力を
得られるようになるまで、
毎日毎日一人で庭の管理と
園芸療法プログラムを
頑張りました。
2年目くらいからようやく
私が何をしているのかを
認識してもらえたような気がします。
本当に孤独で過酷な日々でした。
そこで周りの方を巻き込む
ポイントもわかり、結果的には
良かったと思っています。
このような経験から
これから園芸療法を取り入れ、
利用者さんの新規獲得を
目指したい施設さまが
いらっしゃいましたら、
私がお力になれると思います。
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