
いつもブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
このところ、ありがたいことに、
全国からアーティフィシャルフラワー
(高級造花)を用いた
『花手水』のご注文が
ひっきりなしに舞い込んでいます。
これまでは関東地方の
お客様が中心でしたが、
先日、初めて広島から西へ。
北九州市にございます、
圓龍寺様よりご依頼を賜りました。
↑
こちらのピンク系の花手水です。
女性が好きそうなお色ですよね!
可愛いのができました( ◠‿◠ )
流行は首都圏から西へ
と申しますが
この新しい癒やしの形が
少しずつ、しかも着実に
全国へ広がっていくのを感じています。
今、インスタグラムを
賑わせている、美しい花手水。
そのほとんどは、
瑞々しい生花で彩られています。
一瞬の儚い美しさ。
それは何物にも代えがたい魅力です。
しかし
亜熱帯と化した日本の過酷な夏。
屋外に飾られた生花は
残念ながら3日と持ちません。
水の腐敗、バクテリアの発生
そして日々の水替えと
清掃にかかる膨大な手間と人件費。
生花を買い替え続ける
ランニングコストも決して
安くはありません。
弊店にご注文くださるお客様は
その現実的な課題と向き合い
総合的に判断して、
私の「枯れない花手水」を
選んでくださいます。
「枯れない」からこそ
水替えは不要で衛生的。
「枯れない」からこそ
圧倒的なコストパフォーマンスを
実現できる。
そして
「枯れない」造花だからこそ
生花では難しい、繊細で
計算され尽くしたデザインを
季節を問わず表現できるのです。
もちろん、そこには
絶対的な品質へのこだわりがあります。
100円ショップで
手に入るようなものではなく
1本が1,000円〜2,000円
することも珍しくない
最高品質の
アーティフィシャルフラワーだけを
厳選する。
10年間、この仕事と
向き合ってきた私の
「目利き」です。
自然の造形を知り尽くした
園芸療法士として
造花に「命」を吹き込むこと。
そこに、私の全身全霊をかけています。
「園芸療法士なのに、造花?」
そう思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
そかし
生きた植物が持つ偉大な力を
誰よりも信じているのは
この私です。
ですが、今の日本には
植物を届けたくても
届けられない場所や
人々があまりにも多い。
そのもどかしい現実を
私は現場で肌で感じてきました。
その方々に
どうすれば癒やしを届けられるのか。
その問いの先に
私が見つけ出した答えが
このアーティフィシャルフラワーの
世界だったのです。
これは、私の残りの
人生をかけてやるべき仕事。
私が、生まれてきた意味。
大袈裟ではなく、
本気でそう思っています。
自分が心から納得できる
人生を歩むには、
自分の「役割」を果たし、
誰かの役に立って生きていくこと。
植物の仕事を通じて、
私はたくさんの幸せを
いただきました。
その幸せを今度は私が
お客様にお返ししていく番です。
圓龍寺様
この度は数ある中から
弊店を見つけ出し
ご用命くださいまして
誠にありがとうございました。
このご縁を力に変え
これからも一人でも多くの方に
笑顔になっていただけるよう
精一杯、私の役割を
果たしてまいります。
【園芸療法士としてのまとめ】
今回の圓龍寺様とのご縁は
私が園芸療法士として
最も大切にしている
「時代の変化や環境の制約を、
専門知識とアイデアで乗り越え
それでもなお
人々に癒やしを届ける」
という信念を改めて強く
させてくれる経験でした。
これは、伝統的な手法に
固執するのではなく
その「本質」を現代に合った形で
再構築していく
専門家としての重要な
責務だと考えています。
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