
いつも私のブログを
お読みいただき、
ありがとうございます。
このところ
ありがたいことに、
造花の花手水のご注文が
ひっきりなしに続いています。
夏の猛暑も一つの理由ですが、
今年は特に、全国から
お問い合わせをいただく機会が
増えました。
数多くの
アーティフィシャルフラワー
デザイナーの中から、
弊店の花手水を
お選びいただけるのは、
大変光栄なことです。
先日は、栃木県日光市の名門
「日光きぬ川ホテル三日月」様より、
ディスプレイとして
7つの大型花手水のご依頼を
いただきました。
日光きぬ川ホテル三日月様のHPはこちら
↓
https://www.mikazuki.co.jp/kinugawa/
ホテル内にあります、
足湯のできる癒やし空間
「水盤テラス」。
↓


その水面に、
弊店の枯れない花手水を
浮かべてくださるとのこと。
豊かな自然を眺めながら、
美しい花手水と共に
足湯でまったり…
想像するだけで、
至福の瞬間ですね。
お客様の五感を満たす、
最高の癒やし空間の演出に、
少しでもお力になることが
できたなら、
これほど嬉しいことは
ありません。
先日、
心を込めて制作した花手水も
無事完成し、
日光へと旅立っていきました。
↓




9月13日から始まる
「秋の収穫祭」で
お披露目されるとのこと。
私も、ドキドキしながら、
その日を待っています。
しかし、もしこの壮大な演出を
「生花」で行ったとしたら、
どうでしょうか。
屋外でしたら、
厳しい残暑の中で2日も
持たないかもしれません。
水はすぐに濁り、
頻繁な水の入れ替えや、
鉢の清掃、そして何より、
花の買い替えという
膨大な手間とコストがかかります。
弊店にご注文くださるお客様は、
その点を総合的に考え、
アーティフィシャルフラワー
(高級造花)が持つ、
「美しさ」と「合理性」という
メリットを選んでくださいます。
そして、その「美しさ」において、
私は決して妥協しません。
10年間
この仕事に携わる中で培った
「目利き」で、
まるで生花と見紛うほどの
品質の素材だけを厳選しています。
一本でも安価な造花を
混ぜてしまえば、
作品全体の「品格」は、
驚くほど簡単に
失われてしまうからです。
私が全身全霊をかけているのは、
「造花に、生命感を吹き込むこと」。
それは、自然の造形、
つまり花の咲き方、
葉のつき方、茎のしなり方を
熟知していなければ、
決して作り上げることはできません。
このスキルは、
私が「園芸療法士」として、
長年、本物の植物と
向き合ってきたからこそ、
培われたものなのです。
一見、人工物である「造花」と、
自然の「園芸療法」は、
相反するように思われるかもしれません。
しかし、私は現場で痛感してきました。
植物の癒やしを届けたくても、
届けられない場所や人が、
この世にはたくさんいるという
現実を。
その人々にも、
色とりどりの花の美しさで、
心を動かすことはできないか。
その想いを、
信念を持って形にすること。
それこそが、
これからの時代に求められる、
新しい園芸療法士の仕事
なのだと、私は肌で感じています。
「園芸療法に造花なんて…」
そう思われる方が、
まだほとんどでしょう。
しかし私は、私が信じる道を
胸を張って進みます。
造花に命を吹き込み、
園芸療法のエッセンスと
結びつける。
そうして生まれた、
私だけの「唯一無二の仕事」が、
きっと、たくさんの人の
笑顔を作ると信じているからです。
投稿者プロフィール

最新の投稿
園芸療法2025年9月8日信念と共に、形を変える。それが「唯一無二」の仕事になる【園芸療法士の仕事】
園芸療法2025年9月5日「おもてなしの心」と「園芸療法の心」・10年のご縁が教えてくれた大切なこと
園芸療法2025年9月4日「このままでは、終わる」園芸療法の現場で私が下したひとつの決断と新しい希望の話
園芸療法2025年8月6日あなたの価値を、本当に理解してくれるお客様の見つけ方