今朝ふと気になり、
今の園芸療法士の求人を
調べてみた。
全国的に見ると、
２、３件の求人はあったが、
ほとんど無い状態だった。
コロナ以降、
心のケアなどで植物の力が
見直されているにも関わらず、
専門的に取り入れている病院や
施設はほとんどない。
私はなぜこのような状態なのかは
わかっているのだが、
今日はそれを述べるのではなく、
求人情報を見て驚いた
「園芸療法士の給料」について
述べてみたい。
求人欄の園芸療法士の
給料の記述を見ると、
常勤で200,000円前後だった。
180,000円〜というところも
あった。
ある病院の求人では
園芸療法の仕事内容が
・母体の病院で植物活動や
クラフト作りを行なっていただく
・建物内の屋上庭園や庭の管理も
お任せする
・関連施設にも園芸療法で
回っていただく
という内容だった。
これは、まさに
私が園芸療法士として
勤務していた時の
給料や条件そのもので、
正直「え！？いまだに！？」と
驚くとともにがっかりだった。
16年前の園芸療法士時代は、
専門学校を卒業したばかりで
やる気に満ち溢れ、
園芸療法の可能性にワクワクし、
自分の時間やお金も切り売りして
頑張ったが、
最後には仕事量に
対する報酬の低さや、
現場スタッフとの意識の差で
モチベーションが下がり、
退職するといった流れになった。
私たちは
園芸療法プログラムを１回行うのに、
半年、1年、数年前から
植物の計画をし、材料や資材の
準備をすることになる。
施設になるべく材料などの
経費を使わせないようにするのも
とても大事なことなので、
休みの日には山に行き、
植物を採取したり、
植物、資材の買い出しに
駆けずり回っていた。
そのような下準備をひっくるめ、
この給料というのは
「やってられない」額
なのである。
本当は「やりたくてもやれない」
というところだ。
更に現場では、
対象者の一挙手一投足、
一語一句を感じる力も要求され、
人間力がものをいう仕事だ。
園芸療法プログラムだけを
行えばいいというものでは無い。
それはボランティアレベルだ。
施設や対象者からの
何らかの良い変化や
お喜びの声を頂かないと
園芸療法が機能したとは言えない。
言い換えれば
仕事をしたということには
ならない。
私は今
「園芸療法を集客に繋げる」
という所を、仕事の
ゴールにしている。
このように
何かしらの「成果」を
得るように考え、
行なっているのだ。
なので、園芸療法のお仕事で
生計を立てていきたければ、
「成果を出せる園芸療法」を
学ぶことだ。
まず自分が提供できる価値を
しっかり提示し、
その価値やスキルを
「ぜひうちで」と行ってもらえる
クライアントを探すこと。
自分の価値を
上げることができなければ
いつまで経っても報酬は
上がらない。
そこをやらずに
自分の経験、スキルを
安売りばかりしていると、
私の園芸療法士時代のような、
バーンアウト（燃え尽き症候群）と
なってしまう。
それを経験した私が言うので
間違いない。
これを読んで
私は稼がなくていい、
ボランティアレベルで
園芸療法をしたいんだという方は
私とは話が合わないので
スルーしてほしい。
私のように
人を楽しませるのが好きで
園芸療法に誇りを持っていて、
自分の力で人生を切り開き、
自分の人生を
納得いくものにしたい方や
女性としていつまでも
かっこいい生き方をしたい方は、
ぜひ私から園芸療法を学んでほしい。
これからは時代の流れとともに
園芸療法のあり方も
変えていく必要がある。
そしてビジネスを学ぶこと。
自分の人生の舵取りをするには
ビジネススキルが必要。
ブレない自分を作る
軸になるからだ。
でないと他人の言葉に
コントロールされてしまい、
自分の信念がぶれてしまう。
現場では思わない方向に進んでしまい、
全く成果が得られ無くなってしまう
ことも多々ある。
それを防ぐためだ。
誰にもコントロールされては
いけない。
「自分の生き方は自分で決めること」
園芸療法で
しっかり生計を立てるのなら
雇われないことだ。
私はフリーランスをお勧めする。
そのためには
今、しっかり学ぶこと！
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