誰でも幸せになれる!園芸療法ガーデンのススメ

普段、お庭の楽しみ方と言えば、綺麗にお花を咲かせ、お庭をデザインし、その景観を見て満足感に浸ったりということがあると思います。

私も園芸療法の学校に行くまでは、いわゆるガーデニングというものを楽しんでいました。

ですが、15年前に園芸療法と出会ってから、園芸療法ガーデンの魅力に取り憑かれています。この時からいわゆる普通の「見て楽しむお庭」ではなくなってきました。

私の運営する園芸療法ガーデンは、活用できる植物いっぱいです。

ただ見て楽しむだけではなく、種まきから収穫、活用までのプロセスを楽しみ、植物の栄養や香りの成分などを体内に取り入れたり、体の運動機能を維持するために、一連の園芸活動を運動と位置付け作業したりと、それに付随する様々な効果効用をガーデンから受け取ります。

このように五感を通してや、体を動かすことで、人の心と体に良い影響を与えてくれるお庭が私の提唱する園芸療法ガーデンです。

活用できる植物とは、失活空間を彩る、切花にできるお花や、植物化学成分の豊富なメディカルハーブ、収穫が楽しめ、食べることのできる野菜などのことです。

できるだけ、種まきから始め、収穫、活用までのすべての行程を心と体を使って存分に楽しみます。

私もこのような園芸療法ガーデンに行くのが毎日楽しくて仕方ありません。
こんな猛暑の中でも、毎日「収穫」という楽しみを与えてくれます。

今日も、オクラ、地這い胡瓜、かぼちゃ、スイカ、ピーマンなどを収穫しました。

明日はお友達が来て3回目のシソの収穫をします。

2回目の収穫で↓を作りました。
よかったらご覧ください^ ^

園芸療法ガーデンをやっていて、何がいちばん楽しみかというと、ガーデンでできた収穫物を、調理や活用をして娘たちやテニスの友達に食べてもらった時にもらう感想などがいちばん嬉しい瞬間で、次もまた美味しい植物でびっくりさせてやろう!というふうに思ってしまいます。

みんなが喜んでくれますし、そして何より、自分がすごく嬉しいんです。自分の行いを人が評価してくれるのです。
そんな幸せな時間は他になかなかないですよね。

園芸療法ガーデンは周りの人はもちろん、自分自身を幸せにしてくれるものなんです。

「幸せ」と感じる出来事は人それぞれです。

幸せには3種類あります。
それは以下の3つで、園芸活動でその幸せな状態になることができます。その状態をご説明します。

①セロトニン的幸福
  気分爽快で、心が晴れ晴れしている状態で、今日も1日頑張ろうと思えたり、希望に満ちた状態です。
逆にセロトニン的幸福を全く感じれない時がうつ状態の時です。もう何もしたくないという辛い状態になってしまいます。
セロトニンという幸せホルモンを出すには、朝日を浴びたり、有酸素運動をしたりすることでセロトニンが分泌されます。そこで、なるべく朝方に園芸作業をするのです。皆さんも朝に雑草を抜いたり、植物のお世話をすると気持ちがスッキリしたという経験はないでしょうか?そして1日前向きに過ごせたことと思います。お庭でセロトニンをドバドバ出していきましょう。

②オキシトシン的幸福
  人とのコミュニケーション、繋がり、親切、ボランティア、他者貢献、感謝の気持ち、恋人といる時間、子供やペットとの触れ合いなど、そのような時に出るホルモンがオキシトシンです。
つまり、人と繋がっている感覚がある時に出る物質です。このような時間は自分が人の役に立つなどの感覚があり幸せに感じるものです。
そしてオキシトシン的幸福の逆が「孤独」の状況です。誰も自分のことをわかってくれないや、誰も気遣ってくれない、報われないなど、自分はひとりだと寂しく感じる状態です。自分の周りに家族や恋人、友達など楽しくコミュニケーションを取れたり、人との繋がりがオキシトシン的幸福と言えます。
ガーデンで収穫物ができた時に、人に分け与えて喜んでもらうのもオキシトシン的幸福が得られる行動でしょう。
そして、作業中に仲間とコミュニケーションを取ることで絆も深まり心豊かになれます。


③ドーパミン的幸福
  社会的成功、お金を得る、給料が上がる、何かを達成した時、スポーツの大会で優勝する、コンテストで優勝するなどといった、興奮、高揚した時に出るのがドーパミンという物質です。またパチンコで勝った時や、お酒を飲んで気持ちよくなっている時にも出ます。なのでドーパミンは依存症にもなりやすいと言われています。

以上のような3つの幸せがあります。

そしてほとんどの人が手に入れたい幸せって何?と聞くと、③のドーパミン的幸福をあげるそうです。やはりみんな裕福になり幸せになりたいと願うので、この幸せを先に求めてるようです。

そこでいちばん重要な幸せは①のセロトニン的幸福だと言われています。つまり「心と体の健康」です。心と体が健やかであって初めて日々の生活で幸せを感じれるのではないでしょうか。

二番目に重要なのが②のオキシトシン的幸福で、「人との繋がり」です。

③のドーパミン的幸福の「お金や地位や名誉」などを手に入れても、病気になっていては全く意味がありません。お金のために朝から晩まで働いて家庭を顧みず、家庭が崩壊ということもある話です。これを最初に求めるから失敗するということがあり本末転倒なことになります。


心と体の健康があって、人との繋がりがあり、そこで初めてパフォーマンスが発揮できます。
心の安定と体のパフォーマンスがあることで100%力が発揮できる状態で、仕事に集中して頑張れたり、努力ができたり、いろんなモチベーションが湧いてくるのです。

このことからわかるように、しっかりセロトニンとオキシトシンの土台を日々、積み重ねることが大事なのがわかると思います。

言い換えれば、幸せを手にいれる順番なのです。

先ほどもご説明した通り、このセロトニン、オキシトシンを得るには、園芸活動がおすすめです。

活用できる植物をガーデンに植えることで、自分自身が楽しみ、そして周りの人にも幸せが波及します。

誰でも簡単に始められるガーデンです。
ということは誰でも幸せを手に入れることができるということです(^^)

このような園芸療法ガーデンの作り方や、植物の選び方、活用の仕方など、当スクールの講座でお伝えをしています。

幸せをもたらしてくれる園芸療法ガーデンの作り方をぜひ一緒に学んでみませんか?



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投稿者プロフィール

西野 清子
西野 清子ハーブ&ガーデンセラピーhanatrip 代表
これまでの経験をフルに生かして、
子育て世代の女性を応援します!!