2023年4月7日 2023年4月7日西野清子

ハーブ初心者さんは気をつけて！メディカルハーブで病気は治りません！

結論から言うと、何か病気になった時に、その病気の症状に効果があるハーブをハーブティーにして飲んでも治りません。

例えば、この度私は、声枯れ、夜間の咳と、かなりしんどい症状で病院へ行き、咳喘息と診断されたのですが、ガーデンに植えてある、咳や去痰（痰を切る）に良いとされるメディカルハーブのタイムを、症状が出て苦しい段階でハーブティーにしてせっせと体内に摂り入れても、喘息の苦しい咳は治りません。

確かにメディカルハーブは薬の元となっている成分が入っているものはたくさんありますが、実際、植物に含有されている有用成分はほんのごく微量です。
病気を治療できるくらいの薬の成分の量ではないので、薬のように即効性を求めたり、治癒を目的にする使い方をするものではありません。第一、病気の時は素人判断は危険ですのでやめましょう。

ちゃんと医師の指示に従って、病気の治療にあたってください。治療と同時にハーブティーを飲む場合も、薬との相互作用が心配されるものもありますので医師に相談する方が良いでしょう。（サプリと同様です）

私も今日、咳喘息でたくさんの薬を処方されました。今は、処方された薬を飲んで早く仕事ができる体に戻したいと思い、ハーブティーは少し中断し、お薬を服用しています。

そしてタイム（学名Thymus vulgaris ティムス・ウルガリス→この学名のものをハーブティーにしてください）がガーデンに植えてあるので、飲みたくなるのですが、もうお薬をいただいているので、今はタイムのハーブティーを飲む必要性がありません

メディカルハーブのお役に立てる段階としては、メディカルハーブに含まれている有用成分の植物化学成分（フィトケミカル）や、ビタミン、ミネラルなどを摂り入れることで、体内の免疫や自立神経、ホルモンのバランスを取り、心と体の調子を整えてくれ、ストレスによる酸化を防いだり（老化を防ぐ）という、「病気になる前」ところになります。

普段から気になる症状や、未然に防ぎたい症状にならないために、その有用成分を体内に取り入れ、「予防」するという観点でいてください。あくまでも「効く」ではなく「有効だ」ということを知っておりてください。

病気になった時は医師の指示で適切な治療を受けていただきたいと思います。
そして普段からは、メディカルハーブを用いたハーブティーやアロマテラピー、マッサージなどで摂り入れ、病気にならない心と体を作っていきましょう。それがアンチエイジングにも繋がっていきます。私と同世代の４０代５０代女性には特にやっていただきたいと思っています。

メディカルハーブ、知ると健康意識が高まり本当に面白いですよ(^^)

そしてお庭やベランダで、自分でメディカルハーブを育てるところから楽しんでみませんか？

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